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納豆、味噌、お酢・・・・・・。これらの日本の伝統食が現在にまで受け継がれてきた理由は、おいしさはもちろんのこと、伝統食が、元気の源として人々の健康を支えてきたということを、先人たちは、「食の知恵」として知っていたからではないでしょうか。日本人が当たり前のように食べていた日本の食事にこそ、健康におおいに役立つすばらしい秘密が隠されていたのです。 |
沖縄では、伝統食が今もなお、日常の食卓に受け継がれています。たっぷりのかつお節にお湯を注いで味噌を溶かした「鰹湯(かちゅーゆ)」は、沖縄の人々にとって昔から元気がない時に飲む定番メニューとして知られています。沖縄県では、「鰹湯(かちゅーゆ)」以外にも、さまざまな料理にかつおだしを使う習慣が根付いており、かつお節の年間消費量は、全国平均の7倍にも達しています。
また鹿児島県にも、「鰹湯(かちゅーゆ)」によく似た「茶節(ちゃぶし)」という伝統食があり、沖縄と同様に元気が欲しいときに飲まれてきました。
これらの伝統食には、ある共通点があります。それはいずれも、たっぷりのかつお節にお湯を注いでつくるかつおだしという点です。私たちの食生活に当たり前のように存在しているこのかつおだしには、おいしさだけでなく、日本人の健やかな毎日を支える健康価値が眠っていたのです。 |
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| (1) |
厚く削ったかつお節ひとつかみ(10g)を椀や丼に入れる。 |
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| 今から1万年以上前の縄文時代から、すでに食べられていたという「かつお」。日本の歴史書に最初に登場するのは古事記(712年刊行)で、当時は煮干したものを「堅魚(かたうお)」と呼んでいたようです。また鎌倉時代に入ると「勝負に勝つ魚」として武士の縁起物となり、また兵糧(ひょうろう)としても用いられていたようです。つまり、栄養豊かなかつお節は、武士たちのスタミナ源のひとつだったのです。 |
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